Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

スペースシャトルに使われるネジの話

小学生の頃、「スペースシャトルに使うための精密なネジを、日本では手作業で(主に東京都大田区で)作るが、アメリカではそのネジを作るための機械を作る」という話(すなわち職人芸バンザイ)を、半ば冗談みたいに聞かされたんだけど、このアメリカさんって正に今の私ではないか、と思った。Don't Repeat Yourself みたいなことだよね。
大田区方式の長所は、製品の立ち上げコストが低く、開発期間も短くて済むこと。フィードバックも素早く、容易に得られるため、製作者側でも、製作者-発注者間でも、スパイラル型みたいな開発ができること。短所は大量生産には向かないこと、品質や生産速度の精度に保証が効かないこと、後継者不足に悩まされること。後継者問題が一番大きそう。
DRY みたいなのは後継者問題を解決できない、のかな? 別に解決できないのが悪いのではなくて、それが本質的に解決可能な問題かどうか、という話。
大田区方式については他にも、アメリカさんが機械を作る理由と「0, 1, それ以上」の話とか、XP と似てるとこ違うとことか、考えてみたいことがいろいろ。