- まず、実現可能性が検証できていないソフトウェアの開発は、資産化できるか分からないから、研究開発扱いで始める必要があるんだよな。そして研究開発扱いで作成したソフトウェアは資産にできない(でないと、投資してないのに謎の資産が生えてくることになる)。
- だからプロプラソフトの実現可能性検証を研究開発扱いで行う場合、掛ける工数は程々にしてプロトタイプっぽいものの開発だけ行うことが多い(以降の開発は資産化する必要があるから投資扱いで行う)。
- なんだけど、ここで研究開発扱いのまま開発を最後まで進めてしまい、OSSとして公開した上で、その費用は一括損金計上してしまう。あとは、そのOSSの利用ノウハウだけ内部で秘密にしておけば、減価償却が不要なソフトウェアと、他社と差別化できるノウハウが手に入る……という理解でいいのか?
やっぱり「OSSなら自社資産じゃない(≒損金計上しても脱税じゃない)」が怪しいな。OSSライセンスの多くは著作権法に立脚しているから、著作権は自社に留保されている訳だしな。「収益獲得又は費用削減に使えるか」という判断基準だと文句なしに「使える」訳だし……