Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

日本のSIer的なソフトウェア工学が必要とされる前提条件

以下のような前提条件が満たされると、日本のSIer的なソフトウェア工学の有用性が高くなるのかな?という想像。

  • 解雇規制が強い(↔カリフォルニア州の雇用法。突然の解雇が合法 *1
  • 雇用の流動性が低い(↔エストニア等で高い。アメリカは中位で、日本は非常に低い *2
  • 派遣法や類似の法律で、派遣労働者の能力に対する責任を派遣元事業主が負う(ここは調べたけど分からなかった)
  • ソフトウェアが無形固定資産になる(これは米国基準でも同じみたい *3
  • ソフトウェアの内製が多い(↔ソフトウェア開発者の所属企業の偏りによる推測。*4
  • 企業会計に継続性原則がある(↔IFRS *5
  • Fixed Firm Price(請負契約)による契約が多く、それ以外の契約方法のハードルが高い
  • 受入検査を行う調達部門の独立性が高く、発注内容の変更が認められにくい