研究中なんかに思いついたこと A をメモしようとすると、その間に新しい思いつき B が出てきて A が消えてしまう。A を思い出そうとする間に B も消えてしまう。A が残っても再度 B を連想することは難しい。B が残ってもそこから A を逆連想することも難しい。超揮発性・2 要素リングバッファ・1bit フリップフロップ・鶏並み。どうしたものか。
- 紙とペンは遅い。表現の幅が制限されにくいのはいいんだけど。
- タイプは速度的にはペンよりマシだが表現の幅が制限される。概念を文字に翻訳するのは思った以上に頭に負荷がかかる。
- 「レッド・ドラゴン」でエドワード・ノートンがやっていたようにテープレコーダの類を使うと速度は前二者に比べだいぶ改善される。その代わり、頭の中で響く自分の声に短期記憶が消されてしまって大抵 A の前半分しか録音できない。映画のとおりに、短かいセンテンス専用、ということ?
テープレコーダを前にすると喋れなくなったり発想が消えたりするのはそういう行動に慣れていないせいか。エドワード・ノートンの演技ではレコーダを口元に当てていたが、あれは視界に入って気になってしまうのを避けるためか。
今はタイプが一番マシということでその方法を使ってます(発想が日本語表現に上手く載らないのもツラいなぁ)。助けて岸和田博士!