Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

携帯電話の特性(自動電話受け付けシステムの話)

宅配便の再配達受付や、病院の予約など、電話からの自動受け付け機能があるシステムで注意すべき点。

「お電話番号を入力してください」は避ける
できる限り自動で取得するべき。携帯電話のキャリアを替えたばかりの人は、自分の番号を覚えていない。
「日時を入力してください」は避ける
携帯電話がカレンダー・腕時計の替わりになっている人がいる。電話をかけている間は日時確認ができない。
入力後のタイムラグは大きめに
番号を押して、再度電話を耳に当てたら、次の説明の最初の方が聞きとれなかった、ということがある。
手書きの文字は分かりにくい
特に宅配便の再配達受付の場合。受け付け票に配達の人が番号を書く状況を考えると、筆跡が歪んでしまうのは仕方がない(特に冬季)。 "0" と "6" など、字が歪んでいたときに区別がつかなくなるような数字はできるだけ使わないようにする。*1
説明は推測が効くように
携帯電話の音声は結構ノイズが大きい。受け付け票にある番号を入力させたい場合、番号が二つ以上あると説明が聞きとれず、どちらを入力したらいいか分からないことがある。番号は 1 つにまとめる。あるいは、例えば「○桁の番号を入力してください」と言って分かるように、 2 つの数字の桁を意図的に変える。

*1:特に "6" が "0" とも "4" とも似るので、「 "6" だけ使わなきゃいいや」と思うかもしれないが、それではダメ。 "6" に似た "0" を見た受取人は、制約があるなんて知らないので "6" を入力してしまう。