Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

リアル A 列車で行こう、あるいは遠州鉄道の収益構造の話

リニモが収益を出せない、という話がニュースで流れていた。
鉄道会社が設ける手段として「郊外の土地を買い、そこにリゾート施設を建設し、都市と郊外とを鉄道で繋ぐ」というものがある。有名なところでは、西部鉄道グループがこの手で大きくなった。 T 澤君が言うには「A 列車で行こう」でもこの手が使えるらしい。
静岡県浜松市の公共交通の大半を担う遠州鉄道グループだが、リゾート部門の代表 (?) であるところの浜名湖パルパルは常に大赤字で、電車とバスで儲けた分を全部突っ込んでいる、という噂である。収益構造の資料が見つからなかったので、あくまで噂。
さて、ついこの間までは「ダメじゃんパルパル(注: 施設が、ではない)」と思っていたのだが、西部鉄道メソッドで儲けようとしているなら必ずしも悪かないのでは、ということに気付いた。もっとも、走っているのは電車ではなくてバスである。実際、浜松駅バスターミナルにおける「舘山寺温泉行き」バスの乗り場は「1」番。ちなみに舘山寺温泉まで 50 分。
もっとも、パルパルが無くなったら舘山寺温泉全体の集客がどのくらい減るのか、とか、遠鉄バス全体の利益に対する 30 番路線の割合とか、突っ込んでいるってどの位?とか、そういうのが分かんないと何とも言えないんだけどね。まぁ考えてみた次第。