以下のような前提条件が満たされると、日本のSIer的なソフトウェア工学の有用性が高くなるのかな?という想像。
- 解雇規制が強い(↔カリフォルニア州の雇用法。突然の解雇が合法 *1)
- 雇用の流動性が低い(↔エストニア等で高い。アメリカは中位で、日本は非常に低い *2)
- 派遣法や類似の法律で、派遣労働者の能力に対する責任を派遣元事業主が負う(ここは調べたけど分からなかった)
- ソフトウェアが無形固定資産になる(これは米国基準でも同じみたい *3)
- ソフトウェアの内製が多い(↔ソフトウェア開発者の所属企業の偏りによる推測。*4)
- 企業会計に継続性原則がある(↔IFRS *5)
- Fixed Firm Price(請負契約)による契約が多く、それ以外の契約方法のハードルが高い
- 受入検査を行う調達部門の独立性が高く、発注内容の変更が認められにくい
*1:https://yamamotolaw.pro/employment-in-california/
*2:http://tmaita77.blogspot.com/2019/04/blog-post_25.html
*3:https://www.i-repository.net/il/user_contents/02/G0000031Repository/repository/keidaironshu_058_006_341-349.pdf
*4:https://paiza.hatenablog.com/entry/2019/12/04/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%AF%94%E8%BC%83%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AEIT%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%8C%E6%8A%B1%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B
*5:http://puta2nd.cocolog-nifty.com/ifrs/2012/02/ifrs-5030.html