「100万行オーバーのモノリシックRailsアプリをマイクロサービス化したクックパッドの手順」*1では、100万行弱のコード(うちテストコードが約51万行、実行環境で動作していたのは約41万行)をもって「世界一のモノリシック」「巨大すぎる」と形容している。
また、GoogleのBigtableの開発には「7人年(=84人月)の工数がかけられた」*2ということをもって、大きな工数がかかっていることが形容されている。
一方で、「みずほ35万人月」*3とか「郵政民営化1億ステップ」*4のように、SIの世界では文字通り桁の違う数字が「大規模プロジェクト」の例として挙げられる。
この感覚の差はどこから来るのだろう? ドメインモデルスタイルで設計してるシステムと、トランザクションスクリプトスタイルで設計してるシステムとの違いなのかな?
*1:https://employment.en-japan.com/engineerhub/entry/2019/09/17/103000
*2:"分散キー/バリュー・ストアの実力", ITアーキテクト Vol.25, URL: https://books.google.co.jp/books?id=HalQo_hYkHUC&lpg=PA38&ots=q-UJzxJADy&dq=bigtable%20%227%E4%BA%BA%E5%B9%B4%22&hl=ja&pg=PA38#v=onepage&q=bigtable%20%227%E4%BA%BA%E5%B9%B4%22&f=false
*3:"みずほシステム統合の謎、総費用35万人月はスカイツリー何本分か", 日経 xTECH, URL: https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00942/082900001/
*4:"実録!郵政民営化", 日経コンピュータ2007年9月17日号, URL: https://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/NC/20070910/281557/