Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

rsync の SRPM から、問題を修正した RPM を作ってみる(前準備編)

Vine Linux で apt-get install rsync とすると /etc/xinetd.d/rsync というファイルが作成されるが、 Vine には xinetd が用意れていないので意味がない *1 で、これを修正してみよう、という話。


まず、 ~/.rpmmacros を次のように修正する。環境変数 HOME の展開が上手くいかないという現象が 2.6r4 の頃にあったと思うので、その対策。

#%_topdir ${HOME}/rpm
%_topdir /home/nuts/rpm


次に、 rsyncSRPM を持ってきて、 ~/rpm 以下に展開する。これで、 ~/rpm 以下に RPM の材料が展開される。

  • ~/rpm/SOURCES には、実際にシステムにコピーされそうなファイルと tarball が入る
  • ~/rpm/SPECS には、インストールに必要な情報を書いたファイル rsync.spec が入る
$ apt-get -d source rsync
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
 ...
$ rpm -ihv rsync-2.6.3-0vl1.src.rpm
   1:rsync                  ########################################### [100%]

*1:rc.d スクリプトから rsync を起動することができない。それを使う chkconfig, ntsysv, setup も無意味になってしまう