- まず、Edgeのコマンドラインオプション一覧のようなページは
microsoft.com
内に見当たらなかった。ある程度まとまっているのは、kioskモードの説明*1と、プロキシの設定の説明*2くらい。 - application mode自体はもともとChromiumにあった機能で、
--app
というオプションはここに記載がある。Chromiumのコマンドラインオプション一覧は、オフィシャルサイト*3からリンクされている別サイト*4にある。 - kioskモードでは常にウィンドウが全画面表示され、またCtrl+Wでウィンドウが閉じられない。application modeではウィンドウはウィンドウ表示になり、Ctrl+Wでウィンドウを閉じられる。
- Microsoftのサイト内で、
--app
コマンドラインオプションについてある程度のオフィシャルさをもって提供されている情報は、Microsoft CommunityでのMS社員からのコメント*5くらい。 - コマンドラインオプションを編集する方法でなく、Edgeの機能でapplication modeを起動するショートカットを作ることもできる。Edgeのメニューから[アプリ]-[このサイトをアプリとしてインストール]を実行し、[デスクトップ ショートカットを作成する]でショートカットを作成する。ただし、このショートカットは[このサイトをアプリとしてインストール]を実行したマシンでのみ有効で、他のマシンへコピーしてもapplication modeで起動するためのショートカットにはならない。
- [このサイトをアプリとしてインストール]で作ったショートカットでは、
msedge.exe
でなくmsedge_proxy.exe
を起動するようになっている。たとえばこんな感じで、--app-id
はショートカット作成時に付与される一意なIDの模様。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge_proxy.exe" --profile-directory=Default --app-id=embhbhbcpihgfgpjkmnapmogpkiamofo --app-url=https://www.google.co.jp/ --app-launch-source=4
- このショートカットからEdgeを実行する場合、タスクマネージャで表示されるプロセスのコマンドラインは
msedge.exe
でもmsedge_proxy.exe
でもなくpwahelper.exe
になる。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\pwahelper.exe" --app-id=embhbhbcpihgfgpjkmnapmogpkiamofo --ip-edge-aumid=Microsoft.MicrosoftEdge.Stable_8wekyb3d8bbwe!MSEDGE --ip-override-url=https://www.google.co.jp/ --app-launch-source=4 --profile-directory="Default"
*1:https://docs.microsoft.com/en-us/deployedge/microsoft-edge-configure-kiosk-mode
*2:https://docs.microsoft.com/en-us/deployedge/edge-learnmore-cmdline-options-proxy-settings
*3:https://www.chromium.org/developers/how-tos/run-chromium-with-flags/
*4:https://peter.sh/experiments/chromium-command-line-switches/
*5:https://techcommunity.microsoft.com/t5/discussions/edge-desktop-icon-for-web-app/m-p/471039