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眼科で「1.0を出す」の話

看護師さん「矯正視力は 0.8 と 0.9 ですね。できれば 1.0 を出しておきたいんですけど」

1.0 を「出す」ってどういう意味だ?


普通、検査票の「視力」の欄は

右目(矯正) |  0.2 ( 0.8 )
左目(矯正) |  0.3 ( 0.9 )

みたいになっているんだけど、これは世を忍ぶ仮の姿で、本当は「レンズの特性」という隠しパラメータがある。つまり「本当の視力」は次のような感じ:

右目(矯正)[レンズのパラメータ] |  0.2 ( 0.8 ) [あのくらいのレンズ]
左目(矯正)[レンズのパラメータ] |  0.3 ( 0.9 ) [そのくらいのレンズ]

で、ここで「矯正視力が 1.0 になるようなレンズのパラメータを明らかにしておく」というのが「1.0 を出す」という言葉の意味である、らしい。普段からこれを前置きなしに言ってるんだろうか……。