Lazy Diary @ Hatena Blog

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カール・ワイクとトム・ケリーの「ヴュジャデ」

ジェームズ・R・チャイルズ「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」には、カール・ワイクが提示した「ヴュジャデ」という語が出てくる。体感すると「巨大で意味のない恐怖におそわれる」らしい。

調べたところ、Karl E. Weick,“The Collapse of Sensemaking in Organizations: The Mann Gulch Disaster”(1993)*1が出展で、”I have never been here before, have no idea where I am, and no idea who can help me”という感覚なんだそうだ。

一方で、Googleで「ヴュジャデ」を検索すると、IDEOのトム・ケリーが「イノベーションの達人!」で示した「見慣れたものを初めて見るように見ること」という意味ばかり出てきて、カール・ワイクの話はぜんぜん出てこない。

こういう「元々あった語の意味が、ぜんぜん別のカテゴリーの、ぜんぜん別の意味で、偶然にも?上書きされてしまう現象」に名前ってついてないんですかね。