Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

平均的プログラマとなるまでに必要な教育時間

satob.hatenablog.com

このようなスキルレベルの指標を設けたとしよう。では、まったくの素人から、ある仕事に最低限求められるスキルレベル、たとえばレベル13~15あたりまで教育するにはどれくらいの時間が必要なのだろうか?

自分のエピソードとしては、高校一年生のときの部活動が思いだされる。授業が終わったあと、だいたい16時から17時くらいまでの1時間、三年生が先生役になって一年生にC言語の本(そのとき使っていたのは「独習C」)の内容を教えていく。この活動は一学期の終わりまで続くので、だいたい3ヶ月半程度行われる。それだけの期間で、新入部員の多く(体感だけど7~8割かな)はCで再帰呼び出しを使ったクイックソートを書くことができるようになるのだ。

別に新入部員は全員がソフトウェア開発をカリキュラムに含む学科の所属ではないし、そもそもその時期には専門の学科でもC言語の授業はろくすっぽ始まっていない。その高校の偏差値が特別高いというわけでもない*1

上記の例をまとめると、N=1だが以下のような感じになるだろう。

  • 偏差値55くらいの地頭
  • 20日/月としてだいたい70日*2
  • 1日1時間の教育として70時間程度の教育
  • 到達レベルは13~15くらい
  • 到達割合は70~80パーセンタイル

さて、こういったデータを集めた研究があるといいのだが……

*1:今と昔では話が違うだろうし、また学科による違いもある。ググって出てきたサイトによっても数値が違うようだが、最近だと52~53くらいのようだ

*2:実際には春休みの期間やGWがあるからもっと少ない