私(1981年生)は小学校か中学校かで「もとづく」が正しくて、「もとずく」は誤りだと習ったように思います。
ところが1955年(昭和30年)の第3期国語審議会では、「もとづく」か「もとずく」かは「原則を決めてもなおかつかたづかない」(吉田委員)ものという意見が出ています*1。「原則を立てても無益である」(金田一副会長)というのです。
どうやらこの回では結論らしきものが出ていません。さてどうしたものか、と思ったのですが、発見がありました。なんと上皇陛下が論文「ウロハゼの学名について」(魚類学雑誌 13巻 4/6号, 1966年)*2で「高木 (1962) もこの KOUMANS' の考えにもとずき,……」と書いてます!*3 これはもう「もとずき」もアリでいいんじゃないだろうか(乱暴)