Lazy Diary @ Hatena Blog

PowerShell / Java / miscellaneous things about software development, Tips & Gochas. CC BY-SA 4.0/Apache License 2.0

ソフトウェア受注開発類型(ソース納品や著作権譲渡の有無の観点)

ソフトウェアの受注開発と一言で言ってもいろいろあるよなぁ、と思ったので、まずはソース納品や著作権譲渡の有無の観点で類型を列挙してみた。

# ベンダ既存ソース利用 ソース納品 ソースの著作権譲渡 改造部分 改造部分の著作権譲渡 コメント
1 しない しない バイナリのみ納品でOKなパターン
2 しない する しない 改変権は譲渡しないと顧客側でメンテできないが大丈夫?
3 しない する 記載なし 著作憲法上はベンダ側に著作権が残るはず
4 しない する する クラッチ開発でいちばん典型的?
5 する しない パッケージ導入のみのパターン
6 する しない あり する パッケージカスタマイズがこれかな
7 する しない あり しない 「希望の機能を希望の納期で実装する権利」を売る考え方を顧客が受入可能ならアリ
8 する しない あり 記載なし 顧客側がカスタマイズ部分でライセンス商売を想定していた場合に揉めそう
9 する する しない Microsoftが言ってたシェアードソースってこれ?
10 する する 記載なし 著作憲法上はベンダ側に著作権が残るが、顧客側がどう言うかな?
11 する する する なし 実質的に既存資産の譲渡
12 する する する あり する 既存資産の譲渡をした上で、改造を請負開発でやる感じ
13 する する する あり しない 改造部分によほど事業価値がないとこれはやらないのでは
14 する する する あり 記載なし 改造部分の著作権譲渡を明示しないと逆にややこしくなるパターン